事業内容

事業内容

企業インタビューグローバル人材 採用企業インタビュー/株式会社メルカリ

フォースバレー・コンシェルジュのサービスをご利用いただき、グローバル採用を積極的に進めている日本企業の声を紹介するインタビューシリーズ。今回はフリマアプリ「メルカリ」を運営する日本を代表するテックカンパニー、株式会社メルカリのグローバル採用担当を経て、現在HRBP(Human Resource Business Partner)に所属する、Liz CHENG様にお話をうかがいました。

 

多様性や異文化を大切にすることで実現したメルカリのダイバーシティ

入社時期と、現在のお仕事について教えてください4年前に香港の大学を卒業し、日本で就職をしました。2017年の12月からメルカリで働いています。グローバル採用とDiversity & Inclusionのプロジェクトを立ち上げて、5月からHRBP(Human Resource Business Partner)という部署で働いています。

外国人採用を積極的に行っている会社として貴社は今話題になっていますが、いつ頃どんなきっかけで外国人採用を始めたのでしょうか 外国人採用を開始するぞ!というはっきりとした区切りはなく、以前から海外からの応募はウエルカムでした。国籍を問わず優秀な人材を取りたいというスタンスだったので、特に日本人に限定はしていませんでした。積極的に海外に出向いて採用し始めたのは2017年の台湾選考会からです。

現在、外国籍の社員さんはどれくらい在籍されていますか 外国籍は社員の約1割です。約40カ国の国から来ています。

海外から入社される方々にどのようなサポートを行っていますか 海外から新卒で入った社員は結構いますが、卒業して日本語が分からないまま入社される方もいらっしゃるので、そういう方々が入社後すぐバリューを発揮していただけるよう、ストレス軽減のサポートをしています。具体的には、内定から入社まで、さらに入社後も、会社が日本語の勉強をサポートしています。ビザの取得やフライトの手配、来日後の住民票登録や銀行口座の登録もお手伝いします。

言語に関するサポートはどのようなことを行っていますか 言語サポートは2種類あります。一つは語学学習サポート、もう一つは翻訳・通訳です。メルカリには日本語と英語の先生が在籍していて、学習プログラムも内製化しています。当社で働く上で必要な言葉を学ぶクラスも作成していて、実践で活かせるようにしています。
学んでいる言語で情報交換をするようなチャットランチもあります。チャットランチは日本語と英語の2種類あり、さらにBeginner・Intermediate・Advancedと3つのレベルに分けているので、同じレベルの人がランチを楽しみながら学べるようにしています。これも会社が補助しています。 翻訳通訳チームもあり、ミーティングの通訳や、資料の翻訳などニーズがあれば対応するチームもあります。

言語の他、コミュニケーションに関するサポートはありますか はい、最近は異文化コミュニケーションに力を入れています。2月に立ち上がったDiversity & Inclusionというチームが、会社のコミュニティをサポートしています。Multiculturalというコミュニティに多くのグローバルメンバー、多文化環境促進に興味が高いメンバーが集まりサポートをしています。 無意識バイアス研修というのもあります。これは気づかないうちに人を傷つけることもあるので、コミュニケーションのリテラシーを高めていこうというものです。 最近の面白い試みとしては、やさしい日本語というコンセプトを社内に広めています。社内のバイリンガル環境はどんどん進化していますが、もっと優しい言葉でコミュニケーションをとろう、やさしい英語・日本語ってなんだろうというもので、これはマネージャー必須の研修です。

外国人の方が増える前と増えた後の事業への変化は何かありますか たくさんの国から多様な価値観をもったメンバーが参加することで、多角的な問題解決ができるようになりました。元々、グローバルな環境で戦う能力は外国人日本人問わず求められることなので、仕事の区別はしていません。「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッション達成にむけて、世界的に使われるユニバーサルなサービスを作るには、社員のダイバーシティはとても重要です。これが事業にもたらした変化じゃないかと思います。

社内の変化は何かありますか2018年10月に44名のグローバル新卒が入社し、一気に社内の異文化コミュニケーションに対する関心が高まりました。例えば皆が理解できるようにと、資料の英語表記が増えました。Japanese TuesdayやEnglish Fridayなど、各チームでテーマとなる言語の日を設けるなど、柔軟にお互いの言語を学ぶ姿勢を持ち始めています。 ランチ会は、メンターランチ、シャッフルランチ、ウェルカムランチと多様ですが、ランチ会をする前に食材に制限のある人はいないか等気をつける習慣もあります。また、社内や社外の方を招いてMeet upなどのイベントをする際には、「日本語OK」「英語勉強中」など胸にステッカーを貼って分かりやすくしています。外見では分からない事も多いので、多様性に気づくようにもなりました。社内チャネルや日報などの発信も英語が多くなりました。多様性が増えると勉強するきっかえも増えると思います。

これからグローバル採用を始めようという企業さんにメッセージをいただけますか何のためにグローバル採用をするかという前提を整理したほうがいいと思います。どんな人を採用したいかという定義付けが、グローバル採用を始める上で一番大切です。日本には「郷に入れば郷に従え」という言葉がありますが、必ずしもそうではなく、雇う側である企業が、採用した人のバリューを発揮させるにはどうすれば良いか責任を持って考え、お互いに寄り添うことが必要だと思います。

リズさんのように海外にいて、これから日本で活躍したいという方々にメッセージをいただけますか私が日本に行くことを決めたのは、大学を卒業した直後でした。だから失うものはない、チャレンジしやすい時期でした。海外で働ける機会はめったにないので、チャンスや環境があれば是非トライして欲しいです!

右:株式会社メルカリ Liz CHENG様
左:フォースバレー・コンシェルジュ株式会社 取締役 竹田

株式会社メルカリ
Human Resource Business Partner
Liz CHENG様